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糖尿病の薬、ちゃんと知っていますか?【第2回】

こんにちは。松本ほがらかクリニック阪急高槻市駅前の渡邉です。

前回から始まった新シリーズ「糖尿病の薬、ちゃんと知っていますか?」糖尿病のお薬は種類が多く、「名前は聞いたことがあるけれど、実はよく知らない」
という方も少なくありません。

今回は、糖尿病治療でよく使われる「メトホルミン」について分かりやすく少し解説します。

 

▶ 世界で広く使われている薬

メトホルミンは、長年にわたり世界中で使用されてきた糖尿病治療薬です。

現在も多くの患者さんに使われている、実績のあるお薬です。

 

▶ 体重が増えにくい

糖尿病治療では体重管理も重要です。

メトホルミンは’ 体重増加が起こりにくい’、’ むしろ少し減ることもある’という特徴があります。

▶ 低血糖が起こりにくい

メトホルミンはインスリンを無理に出させる薬ではなく、

・肝臓から糖が出すぎるのを抑える

・インスリンの効きを良くする

という働きをします。そのため、単独使用では低血糖が起こりにくいとされています。

 

▶ 安全性の実績が長い

60年以上の使用実績があり、副作用や注意点がよく分かっている薬です。

飲み始めに下痢、お腹の張り、吐き気といった胃腸症状が出ることがありますが、少量から開始することで軽減できることが多いです。

 

▶ アルコールとの関係に注意

メトホルミン服用中は、多量の飲酒に注意が必要です。大量のアルコール摂取は、まれではありますが「乳酸アシドーシス」という重い副作用のリスクを高める可能性があります。必ず飲酒習慣がある方は、診察時にご相談ください。

 

▶ 腎機能との関係

腎機能が低下している場合は、量の調整や使用の可否を慎重に判断します。当院では採血結果を確認しながら、安全に処方しています。

【まとめ】

メトホルミンは

✔ 長年の実績がある

✔ 体重が増えにくい

✔ 低血糖が起こりにくい

という特徴を持つ、バランスのよいお薬です。一方で、アルコールや腎機能には注意が必要です。

薬は「強い・弱い」ではなく、その方に合っているかどうかが大切です。

次回は、今注目されている「SGLT2阻害薬」について分かりやすく解説します。