血糖値が気になる方・下げたい方へ
「血糖値が高いと言われたけれど、どうすればいいの?」そう感じている方も多いのではないでしょうか。血糖値を安定させるためには、日々の習慣の見直しがとても大切です。
血糖値を下げるために
1.まず食事の工夫が大切
血糖値にもっとも影響するのは、毎日の食事です。
次のようなポイントを意識するだけでも、血糖の急な上昇を防ぐことができます。
- ゆっくりよく噛んで食べましょう(早食いは血糖が急上昇しやすくなります)
- 炭水化物は適量に(ごはん・パン・麺類は控えめに)
- 野菜から食べる「食べる順番」を意識
- 間食や甘い飲み物は控えめに
- 毎日なるべく決まった時間に食べる
当院では、管理栄養士による個別の食事指導も行っています。「何をどう食べればいいの?」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
2. 毎日無理のない運動を継続
運動は、体の中でブドウ糖を「エネルギー」として使う力を高めてくれます。
激しい運動でなくても、軽い運動を毎日コツコツ続けることが大切です。
- ウォーキングやストレッチを1日20〜30分
- 食後30分以内の軽い運動は特におすすめ
- イスに座ったままできる体操でも効果があります
自分の体力に合わせて、無理せず・楽しく続けられる方法を見つけましょう。
3. 薬の力も、うまく使っていく
食事や運動だけでは血糖のマネージメントが難しいときは、薬を組み合わせた治療を行います。
- 内服薬(飲み薬)
- インスリン
- GLP-1受容体作動薬(体重減少効果も期待できる注射薬)
大切なのは薬をうまく使って、合併症を防ぎ、元気に過ごすことです。当院では、副作用や生活スタイルにも配慮しながら、最適な治療法をご提案しています。
4. 定期的なチェックも忘れずに
血糖値は日によって変動するため、今の状態を正しく知ることが大切です。そのために、下記のような定期チェック(通院)をおすすめしています。
- HbA1cや血糖値の定期検査
- 合併症の早期発見のための尿検査や眼科検診
- 治療方針の見直し・調整
糖尿病は、少しずつ習慣を変えていくことで、しっかりコントロールできる病気です。当院では、患者さん一人ひとりに合ったペースで、無理のない治療を一緒に考えていきます。
「ちょっと血糖値が気になってきた…」そんな時こそ、お気軽にご相談ください。