⼼臓弁膜症とは?
⼼臓には⾎液の流れを⼀⽅向に保つ「弁」が4 つあります。これがうまく開かなくなったり(狭窄)、閉じなくなったり(逆流)する病気を⼼臓弁膜症といいます。代表的なものに⼤動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症があります。
症状は?
初期には症状がなく進⾏に気づかないことも多いですが、進むと息切れ・動悸・むくみ・失神などを引き起こし、⼼不全や突然死の原因となることがあります。
診断は?
⼼エコーが有効です。
治療は?
重症の場合にはカテーテル治療や外科的⼿術で改善できるようになっています。
当院では早期発⾒に努め、必要に応じて専⾨施設と連携し、適切な治療につなげています。
⼼筋症とは?
⼼筋症は、⼼臓の筋⾁そのものに異常が起こり、⼼臓の働きが低下する病気です。代表的なものに拡張型⼼筋症・肥⼤型⼼筋症があります。
症状は?
動悸・息切れ・むくみ・失神などで、進⾏すると⼼不全や不整脈、突然死の原因となることもあります。特に肥⼤型⼼筋症では若年者でも突然死を起こす可能性があるため、早期の診断と適切な管理が重要です。
診断は?
⼼電図、⼼エコー、MRI、⾎液検査などを⾏います。
治療は?
薬物療法が中⼼ですが、不整脈や⼼不全のリスクに応じて、**カテーテル治療や植込み型除細動器(ICD)**が必要となることもあります。
当院では⼼筋症の早期発⾒とリスク評価に努め、必要に応じて専⾨施設での⾼度治療へとつなげています。