当院の治療方針

当院で行う検査

当院では、患者さんが無理なく続けられる、オーダーメイドの糖尿病治療を行っております。
まずは現在の体の状態を正しく知ることから始めるために、以下のような検査を行います。

  • 血糖値(空腹時・随時)、HbA1c
  • 血中インスリン、Cペプチド(必要に応じて)
  • 尿糖、尿アルブミン、腎機能、脂質、肝機能などの血液検査
  • 合併症の有無(主に眼・神経・腎臓)の評価など

管理栄養士による食生活改善

糖尿病治療の土台となるのは、毎日の食生活と体の動かし方です。
当院では、管理栄養士と連携し、次のような具体的なサポートを行っています。

  • 食事記録に基づいた個別アドバイス
  • 生活リズムに合った運動のご提案
  • ご家族と一緒の支援

食事や運動だけで血糖コントロールが難しい場合には、経口薬や注射薬(インスリン・GLP-1受容体作動薬)を適切に選択します。
患者さんの年齢、併存症、社会的背景(仕事・介護など)をふまえて、「できるだけシンプルで負担の少ない治療」をご提案します。

三大合併症の対応

糖尿病は、網膜症・腎症・神経障害などの合併症を防ぐことが最も重要です。
当院では、以下のような定期チェックを通じて、合併症の早期発見・予防に努めています。

  • 定期的な眼科への紹介(網膜症検査)
  • 尿検査による腎機能評価(尿アルブミン・Cr)
  • 神経障害の評価(問診・振動覚など)
  • 必要に応じて心電図や血管年齢の測定

どの治療も、「患者さん自身が納得して、前向きに取り組めること」を大切にしています。
何かご不安なことやまたどんな些細なことでもお気軽にご相談ください。