ちょっと気になる”糖尿病”のお話③
こんにちは。松本ほがらかクリニック阪急高槻市駅前の渡邉です。
「糖尿病ミニ知識」シリーズ、第3回をお届けします。
今回のテーマは 「血糖値が上がりやすいタイミング」 についてです。
「食べすぎたわけでもないのに、血糖値が高い日がある…」
そう感じられたことはありませんか?
実は、血糖値というのは 食事だけで動くものではなく、体のリズムやホルモン、生活習慣の影響も受けています。日常生活の中で血糖値が上がりやすい瞬間を知っておくと、対策が立てやすくなります。
① 朝起きてすぐ(食べていなくても)
朝、空腹でも血糖値が高いことがあります。
これは 「暁現象(ぎょうげんしょう)」 といって、体が目を覚ますために肝臓から糖が作られ、血液に送り出されるためです。
ポイント:夕食の時間が遅いほど、朝の血糖値は上がりやすくなります。
② 食事を始めた直後
食事が始まると血糖は自然と上がり始めますが、
特に 炭水化物が最初に多く入る食べ方だと上昇は急になります。
おすすめは、食べる順番を意識すること。
野菜・きのこ・海藻 → たんぱく質 → ごはん・パン
この順番だけで、血糖値の上がり方はかなりやわらぎます。
③ 甘い飲み物・おやつを摂ったとき
ジュース、カフェラテ、菓子パンなどは 血糖値が素早く上がります。
糖質が「液体」だとより吸収が速いので注意です。
「たまに」ではなく「少しずつ」 が上手な付き合い方です。
④ 寝不足やストレスが続いたとき
睡眠不足やストレスは、血糖を上げるホルモンを増やします。
「忙しい日ほど血糖が高い」と感じることがあるのはこのためです。
睡眠・休息は“薬”と同じくらい大切です。
⑤ 運動不足が続いたとき
筋肉は、取り込んだ糖を使う「倉庫」のような役割を持っています。
体を動かす時間が少ないと、血糖が血液中に残りやすくなります。
ポイントは「短時間でも回数を増やす」こと。1日10分のこまめな歩行でも、血糖値は確実に改善します。
血糖値は「その人の生活リズム」そのものを映す鏡です。
大きな目標よりも、できることを少しずつ積み重ねてみてください。
無理のない工夫を一緒に考えながら、良い状態を続けていきましょう。
当院では、管理栄養士による 生活に合わせた食事サポート も行っています。
お気軽にご相談ください。
次回は「食べる順番」のコツと実例」についてお伝えします。お楽しみに。

